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治療の目安「220以上」から「240以上」に改定へ
コレステロール値が高いと、心筋梗塞(こうそく)などの心臓病になりやすい。この高コレステロールの診断基準が、近く変わることになった。 日本動脈硬化学会は従来、総コレステロール値220ミリ・グラム(血清0.1リットル当たり)以上を「高コレステロール血症」とし、治療の目安としてきた。 この基準値が、年内にも「240以上」に引き上げられる。240未満なら、心臓病の発生率は高くならないことが分かったためだ。同様に「悪玉」と言われるLDLコレステロールの基準値も、20引き上げる。
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| 日本動脈硬化学会の高コレステロール血症新基準案(カッコ内は現行基準) |
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総コレステロール(mg/dl) |
LDLコレステロール(同) |
| 適正域 |
220未満(200未満) |
140未満(120未満) |
| 境界域 |
220−239(200−219) |
220−159(120−139) |
| 高コレステロール血症 |
240以上(220以上) |
160以上(140以上) |
| ▲(いずれも空腹時採血) |
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心臓病は、コレステロールのほか糖尿病、高血圧、喫煙、加齢も誘因になる。こうした危険因子ごとに、新しい治療目標案もできた=表〈2〉。例えば、心臓病の経験がない50歳男性で喫煙する場合、総コレステロール目標値は200未満になる。
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| 患者の危険因子別の脂質管理目標(案)
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| 患者の分類 |
脂質管理目標値 |
| 心臓病の経験 |
他の危険因子(※) |
総コレステロール |
LDLコレステロール |
| なし |
0または1個 |
240未満 |
160未満 |
| 2または3個 |
200未満 |
120未満 |
| 4個 |
180未満 |
100未満 |
| あり |
無条件 |
| ▲(※)他の危険因子は年齢(男性45歳以上、女性55歳以上)、高血圧、糖尿病、喫煙の4つ。ただし糖尿病のみの場合は2個に相当 |
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臨床試験では、患者の死亡率は、総コレステロール値が160未満と280以上の場合に特に高かった。240以上280未満では、160未満の場合に比べ、心臓病の発生率は高いものの、全体の死亡率は低かった。
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