はしか大流行
妊娠初期の服用
高コレステロール血症の診断基準の変更
片頭痛の新薬
1万歩ウオーキングいかが
とびひについて


はしか大流行


小児科学会推定、今年27万人

小児のはしかが大流行し、今年の発症者数は、最近10年間で最も多くなる見通しです。発症者のうち9割以上が予防接種を受けていないこともわかりました。 はしかの予防接種は、94年の予防接種法の改正で、「義務」から、「努力義務」に変わっており、現在の接種率は76―80%と推定されています。 拠点の小児科医からの報告から推定すると、全国の発症者数は、10倍の27万人に上り、80人以上が合併症などで亡くなっているとして思われます。





妊娠初期の服用


奇形の可能性ある薬 秋にもネットで公開

妊娠初期に服用すると奇形を持った赤ちゃんが生まれる可能性を持つ薬のデータベースを徳島大学が中心になって作成、今秋にもインターネットに公開する。

知らずにこのような薬を服用してしまった妊婦らに利用してもらうだけでなく、各製薬会社が「催奇形性」を理由に開発を断念した化学物質もリストアップ、他社が薬を開発する際の参考にしてもらう。こうしたデータベースは世界でも例がない。

新生児のうち、奇形など先天的な異常が現れる確率は3―4%。原因は、遺伝子や染色体の異常、ウイルス感染などが多いが、先天異常のうち約1%は、妊娠初期に催奇形性のある薬を服用したために起きたとみられている。

しかし、服薬との関係を科学的に紹介したデータベースはなく、医師や製薬会社に問い合わせるか、海外の公的機関のホームページなどを探すしか方法がなかった。このため、正しい知識を得られないまま不安だけが募ってしまうケースも多いという。





高コレステロール血症の診断基準の変更


治療の目安「220以上」から「240以上」に改定へ

コレステロール値が高いと、心筋梗塞(こうそく)などの心臓病になりやすい。この高コレステロールの診断基準が、近く変わることになった。 日本動脈硬化学会は従来、総コレステロール値220ミリ・グラム(血清0.1リットル当たり)以上を「高コレステロール血症」とし、治療の目安としてきた。 この基準値が、年内にも「240以上」に引き上げられる。240未満なら、心臓病の発生率は高くならないことが分かったためだ。同様に「悪玉」と言われるLDLコレステロールの基準値も、20引き上げる。

日本動脈硬化学会の高コレステロール血症新基準案(カッコ内は現行基準)

総コレステロール(mg/dl) LDLコレステロール(同)
適正域 220未満(200未満) 140未満(120未満)
境界域 220−239(200−219) 220−159(120−139)
高コレステロール血症 240以上(220以上) 160以上(140以上)
▲(いずれも空腹時採血)


心臓病は、コレステロールのほか糖尿病、高血圧、喫煙、加齢も誘因になる。こうした危険因子ごとに、新しい治療目標案もできた=表〈2〉。例えば、心臓病の経験がない50歳男性で喫煙する場合、総コレステロール目標値は200未満になる。

患者の危険因子別の脂質管理目標(案)
患者の分類 脂質管理目標値
心臓病の経験 他の危険因子(※) 総コレステロール LDLコレステロール
なし 0または1個 240未満 160未満
2または3個 200未満 120未満
4個 180未満 100未満
あり 無条件
▲(※)他の危険因子は年齢(男性45歳以上、女性55歳以上)、高血圧、糖尿病、喫煙の4つ。ただし糖尿病のみの場合は2個に相当


臨床試験では、患者の死亡率は、総コレステロール値が160未満と280以上の場合に特に高かった。240以上280未満では、160未満の場合に比べ、心臓病の発生率は高いものの、全体の死亡率は低かった。





片頭痛の新薬


わが国に3000万人以上いると言われる慢性頭痛患者。中でも片頭痛の痛みはつらいが、その特効薬といえる錠剤が、8月末にも登場する。

現在使用できる片頭痛の薬
 ●酒石酸エルゴタミン(クリアミン)
片頭痛の原因となる血管の拡張を抑える。早めに飲まないと効きにくい。
 ●塩酸ロメリジン(ミグシス)
予防のため毎日飲む。一昨年、厚生労働省に承認された。

8月末以降発売される片頭痛の薬
 ●コハク酸スマトリプタン(イミグラン)
頭痛発作のピーク時にも効果がある。昨年、注射薬が発売され、今回は錠剤が出る。100か国以上で使われる代表的なトリプタン系薬剤。
 ●ゾルミトリプタン(ゾーミック)
第2世代のトリプタン系薬剤。片頭痛に伴う吐き気、光や音への過敏症を抑える効果も優れるとされる。





1万歩ウオーキングいかが


生活習慣病防ぐ 中年100分目安

手軽なスポーツ、エクササイズとしてウオーキングが認知されて久しい。一方で「本当に歩くだけで健康が保てるの?」という疑心暗鬼の声もちらほら。

なぜウオーキングが健康にいいのか。 日常的にウオーキングをしている人は、大多数が1日1万歩を目標にしている。なぜ1万歩なのか? 米国・スタンフォード大のバッフェンバーガー教授は、1週間に2000キロ・カロリー程度の身体運動を継続的に行う人は、そうでない人より長命なことを発表した。

1日に300キロ・カロリー程度の積極的な運動が、心疾患から遠ざけ、長寿へと導く効果があることを物語っている。 300キロ・カロリーを消費する歩数が約1万歩なのだ。標準的な体格の中年男性が分速70〜80メートルで歩行すると約30歩で1キロ・カロリーを消費。1万歩で333キロ・カロリーとなり、1日の必要運動量に達する。

ウオーキングの効果は運動不足解消だけではない。血中脂肪、血圧、体重のコントロールができるだけでなく、ストレス解消、食欲促進、便秘解消、熟睡など現代人が抱える健康上の悩みに対して、大きな改善が期待できるのもウオーキングの長所だ。

ところで、1日1万歩といわれても、未経験者には実感がわきにくい。成人男性が通常のスピードで歩くと、1分間で100歩前後になることから、約100分間、歩き続けることが必要だ。少し早歩きなら80分前後。あまりダラダラと歩いても、効果は少ないので、腕を振って大またで歩くように心がけたい。

1日の総合歩数が1万歩に達すればいい。通勤や外出時に7000歩消化したら、あと30分間、意識的に歩けばノルマ達成。1回に歩く時間が15分以上になれば、数回に分けて実行してもいいのだから、気楽に考えよう。暇な時間にいつでもできるし、仲間とおしゃべりしながらでもいい。心臓発作を起こしたり、ひざを痛めたりという、ほかの運動につきまといがちな心配も極めて少ない。 いいことずくめのウオーキング。始めてみてはいかが





「とびひ」について


皮膚を溶かす毒素をもった細菌がくっつき、やけどのような湿疹が次から次へと拡大する状態。皮膚の表面に主として黄色ぶどう球菌がついて、菌の数が増えるととびひになります。 虫さされ・あせも・湿疹・かぶれからとびひになった場合はとびひと湿疹反応が併発します。このように湿疹化したとびひを膿痂疹性湿疹(のうかしんせいしっしん)といいます。

●治療は?
・ とびひの場合は皮膚の病変には抗菌剤を外用しガーゼで覆います。短期間で治癒させるために抗菌剤(細菌をやっつける薬)を内用させます。
・ 膿痂疹性湿疹の場合はとびひと湿疹の両方の治療をします。抗菌剤とステロイド剤(湿疹の炎症を抑える薬)の合剤を使用します。 両方に有効な薬剤を外用し、抗菌剤を内用させます。

1:抗生物質を3〜7日飲みつづけてください。
2:湿疹のできたところは毎日シャワーでよく洗います。石鹸は使用可。ただししみる時は使わないで。シャワーの後はよく拭いて外用剤をぬり、ガーゼで覆うこと。じくじくした状態が続く限りガーゼで覆ってください。
3:4〜5日でだんだん乾いてきます。一週間もすればたいてい治るはずです。

★幼稚園、保育園、小学校について 幼稚園・小学校では登園登校禁止の場合があるので確認しましょう。基本は通園可。しかし広範囲にわたるもの。顔面の重症型のとびひについては休ませたほうがよい。プールは皮膚の病変部がじくじくしていれば不可。乾いてきたら可

★伝染性について、、、じくじくした病変部にはブドウ球菌などがたくさんいる。小さな子どうしでは簡単に感染するので要注意。




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